面白かったです。おススメです。
感想
見てる最中に思ったことは、三谷幸喜*1作品っぽいなーってことです。ワンカットもそう、ちょっとダサいくらいのドタバタコメディ感もそう、沢山の登場人物があれこれ関係し合うところもそう、脇役の人たちがやたら個性的なところもそう、伏線回収していくところもそう、みんな三谷さんの作品の特徴に見えてしまいました。
映画あんま見ないし詳しくないけど古畑任三郎にハマった僕は三谷作品だけはちょっとだけ詳しいのです。
終わった後に一緒に見た友人とあれこれ話しました。やっぱり三谷さんの作品っぽさを感じる、特に「ラヂオの時間」みたいだって話しました。そしたら上田監督が、バラいろダンディでのカメラを止めるな!の特集で”自身が影響を受けた映画”として以下の3つをあげていました。
ほら!!!!!!!やっぱそうなんだって!!!!!プライムビデオで三谷幸喜作品沢山見れるからみんな見て!!!!
良かったとこ
全然映画に詳しくないのでちゃんとした感想は言えないんだけど、脚本とキャストの2つがめちゃくちゃ良かったなぁと。
”ワンカットで撮ってる”のではなくて”ワンカットだからこその作品を作ってる” それに無駄だったと思うシーンや要素が思い浮かばない。映画見た後ってどこかケチつけちゃう悪い癖があるんだけど無かった。
俳優と配役最高。この前見るに耐えない日本のB級ホラー映画を見たので、魅力的な演技のできる適切な俳優が適切な役を演じていることに感動しました。人もそんなに多く選べないだろう中、がっちりハマった配役が出来ててノンフィクションに見えるくらいベストな配役だった気がします。
悪かったとこ
特に思いつかない。
制作費300万と無名の俳優たち
なんでこんなに安いのかと思ったら映画専門学校のENBUゼミナールが主催するワークショップとして制作された映画なんだそうで。たしかにワークショップに参加する俳優さん達が有名な俳優やテレビタレントなわけもなく。
ちょろっといくつかインタビューとか特集とか見るとみんなワークショップのことあんま触れないんで「無名の俳優の集まりで作った300万の安上がりの映画なのに超面白い」って印象を受けてしまいます。高い映画やアニメでもダイコンのタレントねじ込まれたりするのでお金のあるなしではないのでは。お金あったほうが困る事少ないけど。
上田監督の過去作品
2011年に「お米とおっぱい」という作品を作ったそうです。
これ!!!完全に三谷さんの「12人の優しい日本人」じゃん!!!!やっぱ三谷さん好きなんだよ!!!
嗚呼三谷さん
三谷さんまた映画やるらしいので皆様よしなに。
THE 夏の魔物に浅森さん加入
僕が愛するロックフェス「夏の魔物」の主催者である成田大到さんが結成した”ペンライトをふれるロックバンド”こと「THE夏の魔物」
この映画に出演した浅森咲希奈さんがTHE夏の魔物に加入しました。きっかけはこの映画を成田さんが見たから。みなさん「なぜ?」とお思いでしょう。僕もそう思います。
まぁいっか。成田さんを信じよう。
https://lineblog.me/thenatsunomamono/archives/1339621.html
最後に
三谷さんの作品見たくなった。
*1:映画監督・劇作家・脚本家など……代表作はドラマ「古畑任三郎シリーズ」映画「清洲会議」「THE 有頂天ホテル」など